かまじゅう会ブログ(ボードゲーム噺)

沖縄で平日朝からボードゲームが遊べる会の報告用とボードゲームの事を書くブログです。

【その3】グルームヘイブン英語版を買って遊ぶまでの記録

英語版買ったら日本語版が発表されてショック!その1は↓

https://kama10kai.hatenadiary.jp/entry/2019/05/29/062631

 

なんとか持ち直して、遊ぶまでの準備を頑張った!その2は↓

https://kama10kai.hatenadiary.jp/entry/2019/06/02/200500

 

 

 

いよいよ!!!

 

 

遊んだ篇ですよ!

 

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その日は昼間まで準備に追われてました。

 

 

ペイント以外はなんとか済ませて…

 

 

 

 

そして夜が来た!

 

 

さあ!行くぞ!

 

 

改めて、デカくて重いなと。

これを車で毎回運ばないといけないのかな、と。

 

で、向かったら向かったで…

 

 

 

 

幸いにも雨が降らなくてよかったな、と。

肩にその重さを感じながら、300mくらいの道のりを歩いて向かいましたw

 

 

で、着いたらばビックリぽん。

 

 

 

満席じゃないか!!!

 

 

普通にテーブルにゲームを広げようとしたら、店長に止められるの巻。その日は珍しく予約が多いと。

 

いや、これはマズイ。

 

もう今日は諦めて他のゲームやろうかなあとコンポーネントを箱にしまい始めたら、店長からの提案が…

 

 

「かまじさん、カウンターでやらないですか?」

 

 

「へ?出来るかな?」

 

だって10kgあるゲームですよ?無理じゃない?

 

「まあ、とりあえず広げてみますか」

 

 

まあ、でもなんとかなりそう!

青リンゴさんの提案でマップは最初から全部繋げず(実際にモンスターの配置などは次のフロアに入った時にやる)、スペース省エネ作戦が功を奏し何とかプレイできる雰囲気に。

恐らく日本で、いや世界でも中々ないグルームヘイブンをカウンターで遊ぶ会が始まりました。

 

メンツは4人。ルルブちゃんと読んできたのは(恐らく)自分だけ。まあ、進めながら都度確認すればいいかととりあえずキャラ決め。

自分は決めてましたよ、こいつ!

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写真左のネズミっ子!

マインドシーフのマイケル君!

超能力で他人を操ったり、召喚獣を駆使したりするトリッキーガイ!盗みも上手いよ!

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まだ、名前しか記入してないシート。ここにこれから色々書き込むとなるとワクワクしてきますね!

 

他のメンバーは脳筋野郎のブルート、すばしっこい忍者ガールのスカウンダレル、魔法使い水晶女のスペルウィーバーという布陣。中々にバランス良いかと。

 

キャラが決まったらパーソナルクエストカードと戦闘目標カードを2枚づつ配ります。それぞれ1枚を選択します。

パーソナルクエストはキャラの人生の目的みたいなもの。この秘められた目的を達成すればキャラは達成感を得て引退します。

 

キャラが引退するんです、このゲーム。

 

でもそれは悪いことではなく、新しいキャラがアンロックされタウンレベル(街への貢献度)も上がります。

 

そして、クエスト毎に配られる戦闘目標カード。

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頑張って日本語化しました。

これはシナリオの間、それぞれのプレイヤーに与えられた秘密の目標です。これを達成した状態で無事クリアすると自分のキャラシートにチェックつけれます。

先ほどの写真の右下のチェックですね。これが3つ貯まるとキャラの能力アップが出来ます。

 

このちょっとした秘匿情報を抱えたまま、プレイヤーはチームを組んでシナリオを攻略していきます。

これがとても良かったんですが、後述しますね。

 

 

キャンペーンモードで遊ぶ時はプレイヤーにそれぞれ30ゴールドもらえます。

それでアイテムを買ってもいいよ、と。

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うーん、迷いますねー。

みんな無難にHPを回復するポーションや攻撃を補助するとポイズンダガーやシールドを買いました。

 

※ここからはシナリオ1の地名などが分かる内容があります。レガシー系のゲームなのでネタバレを全く読みたくない人は飛ばして下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、今回遊ぶのはもちろんシナリオ#1!

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このワールドマップボードに、

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①のシールを貼ります。場所は街(グルームヘイブン)の北方ほど近く。そこへ我ら、かまじーず(安易なパーティ名ですみません)一行は向かいます。

 

この時、街から移動するのでRoad Eventカードを引きます。どこかで移動する際、何かしらのイベントに遭遇するという流れです。

今回はなんか倒れてる男性がいるから、どうする?

という展開。

A.助ける。

B.見て見ぬ振りする。

を選択するゲームブックみたいな要素ですな。

 

 

自分たちはAを選択。とりあえず無視できないでしょうと選択しましたが、結果は…

 

 

ネタバレでもありますので、自粛しますが何かしらのペナルティを受けましたw

 

そして…

 

 

 

着きました!

 

いよいよクエスト開始です!

 

 

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最初の部屋は4人プレイだと、敵モンスターは6体!

うちエリート(黄色い衝立)は2体。

同じモンスターでも(この場合Bandit Guard)エリートの方が強く、先に動きます。

 

狭い部屋に総勢10体のキャラ達…なんだか不安ですが、とりあえず進めましょう。

 

ここで簡単に戦闘システムを。

 

キャラ毎に手札枚数が決まってます。

ワタクシ、マインドシーフのマイケル君の手札は10枚。これはアビリティカードといいます。

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各カードは上段、下段に分かれていてそれぞれ違う効果が記されています。

 

 

各ラウンドのはじめにここから2枚を選んでプレイします。

みんなそうしたら、そのうち1枚のイニシアチブ値を表明します。モンスターもアビリティカードも持っていて、ここで1枚めくり全てのイニシアチブ値を比べて手番順が決まります。より低い値のキャラから行動していきます。

強力だけどイニシアチブ値も高いカードがあったり、逆にイニシアチブ値は低いけど使い勝手の悪いカードもあったりします。

そして、2枚のカードは任意の上段か下段の効果をそれぞれ選択して行動します。上段・上段とかは出来ないので、ここも悩ましい。

もちろん使ったカードは、捨て札の山にいくか喪失の場にいくのでどのカードを選ぶか大変悩ましく、楽しい時間です。

 

 

しかしながら、ここからは自分の見積もりが甘かったのですが、システムの解釈やアイコンの確認で大変時間がかかりました。

 

例えば「射線」の解釈。

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遠隔攻撃時の射線をどう解釈して、ケース毎にどこまでの敵キャラに攻撃できるかで揉めました。

最終的にはネットで調べてもらい、正しい解釈を説明してもらって解決したんですがこういうケースがゴロゴロ出てきました。

いやあ、流石は超重量級。ルール自体は難しくないんですが、こういうシステム解釈の難しさがかなりあって、それにはアイコンや説明不足なカード達、構成がまとまってないルールブックも悪い方に作用してまともにプレイするのは大変です。

ただこれはまあ、これだけのゲームだから仕方ない部分もあると思いますのでパーティで話し合って納得しながらプレイしていくことにしました。

アイコンをいちいち調べなくていいようにサマリーも準備しないとです。

 

 

 

 

 

まあ、何かあれば即座にググったり説明書を確認してくれるメンバーのおかげで少しずつ理解しながら最後まで遊べました。

 

夜も更けていきながら、満席で賑わう店内のカウンターでウンウン唸りながら進めていくパーティ。

 

 

 

最初の部屋で敵にいきなりボコられた時は、

 

「クリアできるかな?これ?」

 

ってみんな思いましたが、そこからみんなの結束が強まりあーだこーだと言いながら何とか敵を倒していきました。

 

まあ、自分は「こいつ俺倒すからみんな先行ってて!」とカッコいいこと言いながら何故かイニシアチブがデカいカードしか出さずに(単純に数字見間違い)敵の攻撃を許すというポカをやらかしたりしましたが…無駄に4ダメくらいました。HP6しかないのに。

 

 

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そんなこんなでラストの部屋へ。

自分以外の優秀なプレイヤーのおかげで、なんなく撃破!

 

みんな頑張れ!

 

 

なんとかクリア〜。

21時過ぎに始めたんですが、終わったのはてっぺんを優に超えていました。お客さんも自分たち以外はチラホラ。

 

獲得したゴールドや経験値をキャラシートに記入していきます。今回は無事クリアでしたので、報酬の経験値や戦闘目標を達成した人はチェック入れてました。

 

その日はこれまでにすることに。

遊んでくれたみなさん、お疲れ様でした。

 

感想!!!

 

まず、今回はレガシー系というのもありソロ回しとかサマリーも準備せず卓をたてましたが失敗でしたw

最低限参加者はルルブ予習必須ですわコレ。

セットアップも大変!まず大量のマップから今回のシナリオのボードを探すのに一苦労。次回への課題ですわ。

 

そんな大変な一面があるゲームですが、

 

非常に面白かったです。

 

買ってよかった。率直にそう思えたので色々準備した甲斐があったというもの。カード類のテキストはフレーバー部分以外はGoogle翻訳かければ分かる範囲でいけました。ふだんルール翻訳やってる方をメンツに誘ったので、分からない所は聞いたりして英語版でも問題なく今のところ遊べてます。

まあ、まだシナリオ1なのでこれからなんですけどね…

 

良かったのは、システムの洗練さ。

カードを2枚選ぶだけで手番と行動が決まる。そして、カードをどのタイミングで手札に戻すか…

このゲームはHPがなくなるのはもちろん、手札が切れるのも脱落してしまうのでダラダラとプレイしてたらすぐに手札枚数がなくなっていきます。

この緊張感には痺れましたねー。自分は大好きです。

 

そして、自分はこの時初めてこのキャラのアビリティカードを拝見しましたが、このキャラを個性づけている要素の大半はこのカード達が担っているのでとても重要です。

これもゲームを進めてキャラがレベルアップすると、より強力なカードが使えるように。堪らないですねえ。

 

 

 

このゲーム難易度は相当高いと思います。

イージーでやっても、やつらは確実に1ダメ与えてきます。こっちは前述したとおりHP6のキャラとかもいるので、油断したら殺されます。

なので、みんなで「俺はこの敵に毒をつけるから、お前この敵倒してくれる?」とかの会話が自然に産まれます。

そして、いいなと思ったのがちょっとした秘匿情報。

戦闘目標やパーソナルクエストの秘密があるから、完全な協力ゲームにならないんですよね。

例えば「このシナリオの間、7以下の経験値獲得にとどめる」という戦闘目標を持っていたとします。

さっきの会話の提案があった時、敵にダメージを与えたら経験値が入ってしまうのでその提案を断ることもあります。

このように、自分の秘密の目標があるがためにガッツリとした協力ゲームにならないのはとても良いと思いました。おかげで誰かが仕切るような所謂奉行問題になりにくいゲームだと思います。

 

微妙な緊張感をみんな持ちながらも、強敵に立ち向かうために連携しなければならないようなゲームバランス。

 

これがこのゲームの大きな魅力だと感じました。

 

 

 

まだ旅はこれから。変貌していく過程が楽しみ!

 

長くなりましたが、3回続いたグルームヘイブン英語版を買って遊ぶまでの記録はこれで終わります。

 

自分たちはまだシナリオ1をクリアしたばかり。

なんとシナリオはあと94本もありますw

 

もう書いてる今すぐにでも再戦したいのですが、反省点もチラホラありました。

 

 

 

ここら辺をまた準備して、リプレイに挑みたいですね。

 

そして、もしこれを読んで興味が出てきた沖縄の方は是非とも!サイコロ堂に来てグルームヘイブンでパーティ組んで、冒険の旅へ出て下さい!

 

ハードルは高いですが、サポートはしますので!ぜひ!

 

ゲームとして間違いなく面白いので、損はしないと思います!

 

完全日本語版を待ってもいいですが、今英語版買って遊んでも大丈夫でした!

 

だって面白いんだもん!

 

そう思わせてくれて、ありがとうグルームヘイブン!

 

泣けてきたので、終わります!

 

 

これからも、ちょいちょい進捗はツイッターやブログで記録していきますね!

 

ではまた!